岩月亜紀 
心理相談室

(心理カウンセリング)

静岡県 浜松市
 臨床心理士 
 岩 月 亜 紀 
 050-5242-7536
     (9:00~21:00)     


<日頃の活動>

日頃は以下の活動を行っています。

  • 浜松市のスクールカウンセラーとして活動する傍ら、幅広く一般の方を対象としたカウンセリングを行っています。
  • 地元では、民生委員・児童委員としての公的活動を行っています。
  • 日本臨床動作学会、浜松市教育委員会のスクールカウンセラー、浜松市子どものメンタルヘルスサポーターの活動に参加。
  • 珠算教室の手伝いで子供たちに算盤の指導をしています。
  • 研修活動としてカウンセリングの新しい事例検討法であるPCAGIP(ピカジップ)法の勉強会を主催。

スクールカウンセラーとして定期的に父兄の皆さんにお便りを送っています。参考にその一部をご紹介します。

<2021年2月>

スクールカウンセラーの岩月です。今年度最後の道草便りになります。不登校についてスクールカウンセラーの研修で、児童精神科の医師の講演がありました。その中から抜粋して以下に記載します。 不登校の不思議

  1. 前の夜「明日は学校へ行くよ、しっかり起こして」というが、次の朝になると、起きられないし行こうとしない。
  2. 朝、嫌がっても、無理やり連れて行ったり、脅かしたりすかしたりして連れていき、いったん教室に入ると、元気よく一日やってくるということもよくある。
  3. 再登校でき安定してから、不登校の時の状況や気持ちを聞いても、あまり覚えていないという答えが多い。夢と同じように、目が覚めると記憶はおぼろになってしまうようである。
  4. 中学を卒業すると、不思議と動き始める子が多い。

これを読まれて皆さんは、どのように思われたでしょうか?本当に不思議ですね。教育委員会のアンケート調査では、不登校の原因の1位は、原因不明です。物事の現象を、原因と結果で考える習慣が付いている私たちは、子どもに「どうして学校を休みたいの?」と必ず聞いてしまいます。大人が納得できる答えは中々返ってきません。科学的ではありませんが、私は「気」で考えてみるのはどうかと思っています。元気、気力、気持ちの気です。1つだけではない様々なストレスで「気」が減ってしまっているためと考えてみます。不明の原因を探すより、まずは気力を回復して欲しいと思っています。

<2021年1月>

スクールカウンセラーの岩月です。庄内学園では、11月から学校保健委員会で「こころのスキルアップ」をテーマに、レジリエンスについて学んでいました。子どもたちは、すでにこの言葉を理解し、レジリエンス力を高める意識を持って生活していることと思います。私たちは、世の中の目まぐるしいスピードでの変化を良いこと困ったこといずれにしてもストレスとして感じます。変化が激しいこれからの世界を生き抜くためには、これまで以上のレジリエンス力が、必要とされます。子どもたちが、自分なりの高め方を身に付けて、しなやかに成長してくれることを応援していきたいです。12月21日に行われる学校保健委員会に私も参加させてもらいます。子どもたちと一緒にさらに学びを深める時間になることを楽しみにしています。

<2020年12月>

皆さんこんにちは。スクールカウンセラーの岩月です。最近保護者の方が、ルピロ(発達相談支援センター)やダダメンタルクリニックなどの医療機関を利用するときに、「スクールカウンセラーに相談されていますか?」と尋ねられることが多くなりました。心理の専門家としての意見が求められたということです。今子供を取り巻く環境が複雑になり、他機関との連携が求められるようになっています。私たちの研修でもどのように連携するかというテーマが多くなっています。保護者から家庭の様子、担任から学校の様子、スクールカウンセラーからは専門的な見立てとそれぞれの立場での多面的な子どもの情報が大切だと言うことです。その故にメンタルの問題の時は、直接医療機関ではなく、まず養護教諭や発達支援コーディネーター、スクールカウンセラーに相談されることをお勧めします。一人で悩まず話し合いながら進めていきましょう。

<2020年11月>

今回はペアレント・プログラム(ペアプロ)を紹介します。元々ペアレントトレーニング(ペアトレ)という応用行動分析を基本とした目標の設定、行動の機能分析と効果的な働きかけ、環境調整を保護者が習得するものがありました。このペアトレの簡易版で地域に広まることを目指したものがペアプロです。浜松市でも市内の小学校を対象に案内されています。ペアプロには、「行動」で考える、できたことをほめて対応する、保護者が仲間を見受けるという3つの目標があります。1回1時間から1時間半で6回行い毎回宿題が提出されるようになっています。自分が子育ての時に知っていたらどんなに楽になっていたかと思うおすすめのプログラムです。庄内小でもいつか実施できればと思っています。

<2020年10月>

先月のHSP(Highly Sensitive Person)の続き、HSC(Cはchild)と言われる過敏を特性に持っている子どもについて紹介します。HSCは、他者である先生、友達、両親などのネガティブな発言、威圧的な言動のある場面に居合わせただけで、それがいつか自分に向けられるかもしれないと非常に怖がったりします。勿論自分に向けられた時などは怖くて固まってしまうことがあります。彼らはいつも緊張した状態でいるので神経が疲れやすくなります。目を見張り、耳を澄まして、常に周りに意識を向けています。気配に敏感な彼らは、私が校内巡回で音もたてずそっと教室に入ると、気づきます。音に対して敏感な彼らは、騒がしい教室にいる時にはそこから逃げ出したくなります。過敏になる対象や程度は人それぞれ異なっています。これらことは、無意識的に、本能的に、自動時に本人の中で起こっていますので、本人は気づいていないことが多いと思います。。お子さんが、「今日は学校へ行きたくない。」と言い出した時、原因の1つとして覚えておいて欲しいと思います。不登校の原因の1位は「不明」と言われています。

<2020年9月>

今回は、HSP(Highly Sensitive Person)についてご紹介したいと思います。一般に繊細・神経質・内向的と言われる人たちが持つ「気質」です。生まれ持ったものですが決して病気ではなく世の中のタフな人とそうではない敏感な人とを2タイプに分けた、ただの概念に過ぎません。エレイン・N・アーロン博士が1991年に高過敏性に関する研究を始めて以後の比較的新しい用語です。全人口の15~20%、5人に一人の割合でHPSが見られるとも言われています。私のところへ面接に来てくれる人たちにはこの特徴を持った人が多いと感じたので紹介しました。詳しくはアーロン博士のHPの日本語版を検索してください。因みに自己診断テストで私は中等度のHSPでした。自己理解を深めてみてください。

<2020年7月>

今回は「マインドフルネス瞑想」を紹介します。6月に入り30度を超える暑い日もあったり、梅雨の蒸し暑さがあったりと過ごしにくい時期になりました。新型コロナ対策の上に悪天候という自分では解決しにくい状況や考えても良い対策が浮かばないときもありますね。そんな時のお勧めは、何とかしようともがくよりかえって何も考えないこともです。現実社会で生きていると何も考えないでいることは中々難しく練習が必要かもしれません。一度頭の中を空っぽのような状態にしてリセットすると脳が休憩出来てすっきりします。瞑想、座禅、祈りは昔から人々の間で行われてきました。これらは心や脳のリセット法としてとても有用だったと思います。現代の心理療法では「マインドフルネス瞑想」として同じように利用されています。様々な練習方法がありますが今のような時期にこそぜひ試してみてください。ネットや書籍から簡単に入手できます。学校の面談でもご一緒に練習することも出来ます。「さぁ、リラックスして自分の呼吸を感じてみてください。おなかが膨らんだり、へこんだりする感覚へ意識を向けて見てください。」こんな感じの導入になります。

<2020年6月>

学校休校どうなっているのかな?6月にはきっと再開されている?それとも又延長?ひょっとしたら9月スタートに変わってしまう?誰にとっても明日が見えない、落ち着かない状況が続いています。中には家族が、自分が新型コロナウイルスにかかってしまうかもという大きな不安で辛くなっている方もいらっしゃると思います。このウイルスへの不安は、実際に自分の周りに存在する危険性から逃避しようとする健康的な不安反応です。しかし、長く続くことによって、そして目に見えないことによって心のバランスはとても崩れやすくなっています。自分の我慢の限界に気づいてください。そして、身近な人や先生、スクールカウンセラーに話してください。気持ちを分かってもらえるだけでも楽になりますよ。

<2020年4月>

庄内学園2年目になります岩月です。今年もよろしくお願いします。 昨年度3月から急に学校がお休みになり、子どもたちはうれしかったり、悲しかったり、残念だったりいろいろな気持ちになっていたと思います。テレビでは、目に見えないウイルスのニュースが流れ続け、大人も子供もこれからどうなるのかはっきりした情報がなく不安にさせられ、落ち着かなくなっています。さらに今はマスク、手洗い、外出制限など行動の制約も課せられました。嫌なことばかりですね。こんな状況では、子供たちはイライラしますし、怒りっぽくもなります。今、私たちに大きなストレスが掛かっています。身体症状も出ることがあります。眠りが浅くなる、おなかが痛くなるなどです。まずストレスに気付いてください。ストレスの原因の新型コロナウイルスが消えれば、全てが元通りになり、ストレスは無くなりますが、どうもしばらくウイルスは地球にとどまりそうです。いつまでかはっきり分かりません。こんな時こそ一人ひとりがちょっとでも元気になれることをしてほしいと思います。今できるハッピーリストを作ってみませんか? お菓子作り、好きなDVDを観る、掃除、部屋の模様替え、音楽を聴く、楽器の演奏、家でゆっくりお風呂に入る、ストレッチ、絵を描く、音楽をかけて踊る‥など、自分が楽しくなれることをたくさん考えてください。いつでもどこでもすぐできる深呼吸と笑う事はぜひ試してください。楽しいことを空想するのも気持ちを切り替えることができます。状況が変わらなくても、自分の工夫で気持ちをイライラからハッピーに切り替えて過ごしてくださいね。

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